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お知らせ一覧

2017/07/03
ワクチンの接種時期

 ワクチンは、生まれて間もない時期の複数回の接種を過ぎた後は、1年に1回接種してあげてください。3年に1回でよいという海外の製品もありますが、日本国内で入手できるワクチンは1年に1回の接種が基本になっています。ただし、抗体価(感染を防御できる抗体の量)を測定し、病原体に対して防御できるレベルであれば、接種時期を延ばすことができます。抗体価がワクチン接種後どのくらい維持できるかは、個体差や状況により違うため、その都度測定する必要があります。抗体価のチェックは、ワクチン接種より費用がかかりますが、ワクチン接種をあまりしたくない方には有用です。

 

 混合ワクチンと狂犬病予防注射は、同時接種ができません。同時接種するとお互いが干渉しあい、十分に抗体ができなくなってしまいます。2つのワクチンが近い時期に接種予定の場合、ある程度の間隔をあけて接種します。混合ワクチンが先の場合、30日間あけて、狂犬病予防注射を接種します。狂犬病予防注射が先の場合、2週間あけて混合ワクチンを接種してあげてください。


2018/04/27
フィラリア感染予防をしましょう

 フィラリア(犬糸状虫)感染予防の時期です。

 当院では、4月下旬または5月上旬~11月下旬または12月上旬まで、月一回の飲み薬での予防をお勧めしています。いろいろな種類から選んでいただけます。飲むお薬で、フィラリアとノミ・マダニが予防できるお薬もあります。

 (1回注射すると1年間効果が持続する徐放性タイプの注射もありますが、今年は当院ではお取り扱いをいたしません。ご了承ください。)

 

 それぞれ効能や長所短所が違います。どれが合うか、当院獣医師と相談して決めましょう。

 詳しくはご来院の際にお尋ねください。

 毎年予防を始める前には昨年のフィラリア感染がないか、血液検査でチェックをしてからになります。その際少し余分に血液をいただいて、健康診断の血液検査もできます。通常よりかなりお安くなっています。この機会にぜひ健康チェックもしてあげましょう。


2018/03/13
ノミ・マダニ予防はしっかりしましょう

 ノミ・マダニは、草のある所なら普通にいる昆虫です。越谷にも非常に多く生息しています。

 近年、マダニ媒介のウイルス感染症で死亡した人のニュースが多く報道されるようになってきました。マダニはたくさんの病原体を人や犬猫に運んできます。これらの病原体でなくなる例は決して珍しくありません。近年話題になっていたのは、日本で未発見のウイルスでの感染症だからです。マダニ媒介の病原体は恐ろしいものが多くあります。今までは西日本で多く発生してきましたが、最近は東日本でも多く報告が寄せられるようになりました。

 ノミは、連れて帰ると、室内で大繁殖します。知らず知らず、大繁殖していて、人も原因不明のかゆみが起きたりします。

 マダニはなかなか駆除が難しい昆虫です。外に出かけるワンちゃんネコちゃんは是非予防をしてください。

 当院では、いろいろなノミ・マダニ予防駆除薬を扱っています。スポットタイプ、飲むタイプやスプレータイプがあります。それぞれに合ったものが選べます。お気軽にご相談ください。ちなみにホームセンターなどで扱っている市販品は、形だけ似せている駆除効果の低いものが多くあります。せっかく予防するなら、動物病院で扱っている予防駆除薬をぜひご利用ください。


2012/02/01
健康診断について

 ワンちゃん、ネコちゃんは定期的な血液検査、レントゲン検査などでの健康チェックをおすすめします。病気はひそかに進行することが多いもの。早期発見が主な目的です。それとともに重要なことは、その子の正常値を知っておくこと。動物は個体差が大きく、正常範囲が非常に広くなっています。でも、実は正常範囲にあっても、その子にとっては異常値ということが多くあります。普段から正常値を知っておくことで、症状が軽いうちに異常の発見ができます。

 ワンちゃん、ネコちゃん以外の動物に関しては、検査自体が難しいことも多く、定期的な検査がなかなかできないことが多いです。かかりつけの動物病院に定期的に連れて行き、普段の状態を知っていてもらうことが、異常を見つけてもらう早道かもしれません。


2012/06/20
ペットを快適に暮らさせるということ

 大部分の方は、ペットは自分の癒しのために飼っていると思います。そんな癒しをくれるペットたちにもやはり快適に暮らして欲しいと思うのは人の情ではないでしょうか。では、どのようにしたら快適に思ってくれるのでしょう?

 まず、一番大切なのは、そのペットたちの本能や性質を知っておくことです。たとえば、ワンちゃんの場合、人が大好きで、家族を「群れ」として認識します。その中で自分の役割(仕事)を与えられることが大変な喜びになります。一方、ネコちゃんの場合は「群れ」ではなく、「個」で生きています。一緒の場所で暮らしていても、共同作業をすることはそうはありません。このような性質の違いで、ワンちゃんは相手にされず放っておかれると、大変なストレスになります。反対に人がいやだと思うような仕事(訓練やしつけで行う命令など)でも、与えられると生き生きとします。一方、ネコちゃんの場合は、人や他の子と適当な距離を置かないと逆にストレスになります。

 また、ウサギやエキゾチックといわれているペットのお食事内容や飼い方で間違っている場合が、多く見受けられます。与えられたお食事や環境を受け入れざるを得ないペットは、本来の性質を曲げて暮らさなければなりません。これも大きなストレスになります。

 ペットを快適に暮らさせるということは、ペットが本来持つ性質を理解し、それに合った環境を可能な限り準備してあげることです。give&takeでお互い快適に暮らしましょう。


2012/09/22
麻酔って怖いの?

 麻酔っていったいなんでしょう?簡単に言えば、手術や処置をするときに痛みを感じさせなくするもの、です。痛みがあると患者さんは体を動かします。当然、手術や処置がやりにくくなります。また、体の中でも痛みのストレスに対抗しようという反応が出てきます。これは両刃の剣で、体に悪影響が出ることもあります。ですから、痛みを伴う処置には麻酔が必要になります。

 麻酔って、怖いイメージがありますよね。命に危険が及ぶイメージが多いのではないでしょうか。でも、以前に比べ最近の麻酔薬はかなり安全になりました。また、生体モニターも発達し、熟練した獣医師が麻酔すれば、命に関わるリスクはほとんどありません。 それよりも一番重要なのは、麻酔をする前に血液検査やレントゲン検査あるいは超音波診断検査などをして、患者さんの異常の有無をきっちり把握しておくことです。麻酔のリスクは、麻酔や年齢のせいではなく、患者さんの体内の異常により上がるのです。麻酔は必要以上に怖がる必要はありませんが、麻酔をしなければならないのであれば、しっかりと検査を受けることをお勧めします。


2018/12/13
寒い時期です。暖房を。

 12月に入り、ようやく本格的な寒さを迎えています。健康な子は特に問題がないことが多いですが、病気を持っていたり、年齢が高い子たちは、気温の低下や寒暖差が体に負担をかけ、体調が急に崩れることがあります。

 エアコンをうまく利用し、寒さ対策は十分にしてあげてください。病気にかかっている子や、高齢のワンちゃんネコちゃんなどは25℃以下にならないようにしてあげてください。鳥類に関しては、30℃くらいに維持できると体調が整いやすいです。

 ただし、ストーブの真ん前など熱源のそばにいると体温が上がりすぎたり、脱水を起こしやすくなります。適切な距離を保てるように工夫が必要です。

 同じ室温でも夏と冬で体感温度が違っています。おそらく床の温度が違うことが原因かと思われます。夏は床が暖められていて、冬は床が冷えています。ワンちゃん、ネコちゃんは床にいることが多いので、室温と同じように床が冷えていないか十分気を付けてあげてください。


2018/10/19
秋、フィラリア予防、ノミ・ダニ予防最後まで

秋になり、寒くなる季節になってきました。ここでよく忘れるのが、フィラリア予防、ノミ・ダニ予防。

蚊やノミ・ダニの活動はまだまだ活発です。

11月後半から12月までしっかり予防してください。

フィラリア予防は、飲ませてから、1か月間予防効果があるわけではなく、飲ませた日の10日~50日前ぐらいの間に蚊の吸血によってうつされたフィラリアの子虫を殺すお薬です。気温が13度あると蚊は吸血します。吸血する時期に予防が終わってしまうと、フィラリア感染(フィラリアが大人の虫になる)が成立してしまいます。

最後まで油断せずに予防しましょう。


2015/12/07
猫のおしっこトラブル増えています

 猫下部泌尿器疾患(FLUTDやFUSと略されている)といわれている病気が最近急に多くなってきています。尿に小さい砂状の結晶ができて、膀胱炎や尿道閉塞を起こす病気です。もともと冬に多く出やすいものですが、今年は昨年に比べて、かかる猫が増えています。

 急に寒くなり、水の飲む量が減って、おしっこが濃くなり、結晶が固体化しやすくなって起こっていると考えられます。

 猫下部泌尿器疾患対応のお食事にしたり、水分を十分とらせてください。以前、この病気にかかった猫には、しっかりと処方食を食べさせてください。


2013/10/09
フードはよく食べるから、いいフードというわけではない

「この子はこれ以外食べないんです。」食の細いペットの飼い主さんからよく聞かれる言葉です。なんとなく食べるフードは良いフードと思ってしまいがちですが、他のフードを食べないのにそれだけ食べるって、怖いと思いませんか?よくあるのは、添加物の存在です。たいがいよく食べるものは、比較的値段が安いフード。そんなフードが良い素材を使えるわけがありませんから、何かしらの添加物を使って、味を一定にします。添加物自体は法律で認められたものしか使えませんから、ある程度は安全ですが、そればかりかなり長い間摂っていると、安全ではない可能性があります。安全性も少し考えてみてください。


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